2004年3月の写真 |
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Carnavalようやく終わった、というのが実感。 夏らしくない夏が来て、毎年のことのように取材許可証の申請、審査、そして前日の許可証交付。異常気象とも思えるジトジトした雨、長袖を引っ張り出させるような寒さが、この間の憂鬱を増長した。 さて、カーニバル当日はというと、初日の2月20日こそ曇り空だったものの翌21日は開始前から雨模様。手持ちの機材にビニールで防水処理を施し、雨合羽を羽織った。が、それでも体はびしょ濡れに。電子機器であるデジタルカメラに気を配りながらの撮影は、これまで以上に神経が磨り減る。この日は、年に1度のお約束であるエスラビさんの出場シーンを無事撮影できたので、一安心した。そう思うと、なにやら気力が抜けてしまった。 …もう歳、だろうか? 優勝パレードとなった27日も、夜半に雷を伴う雨。まさか雨が降るとは思っていなかったので、カメラにビニールを固定するテープを持ってこなかった。もちろん雨合羽も。小型の折りたたみ傘を持っていたので何とか撮影を続行したが、すっかりリズムが乱れた。こうなると撮影のモチベーションは、「せっかく来たからな」と思う以外になくなってしまった。 …ったく、寄る年波には勝てない。 そして終盤の明け方、雨も上がり、真っ青な空が現れた。終わり良ければ…という言葉があるが、まさにすがすがしい朝である。来て良かった。実に爽快。 …とはいえ、びしょ濡れの靴の中はムレムレ。 さて、また来年…か。
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