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エコロジーという印象

2003年5月28日

サンパウロ在住 美代賢志

 サンパウロの路線バスは、排ガスを天井部分から排出する。通行人の健康に対する悪影響を軽減するのが目的。実際、観光バスがブォォーンと通り過ぎるより、はるかに気分が良い。これは、日系州議員の働きかけによって実現した(らしい)。

 さて。

 フラフラと歩いていて気づいたのだが、バスではなく普通乗用車は排ガスを、右後部から排出するものと左後部から排出するものとがあるのだ。

 右後部から排出する車は、ホンダとトヨタ、それにフォードの一部車種

 左後部から排出する車は、ワーゲン、フィアットなど大多数。

 最初、ホンダ車に気がついて「アレレ?」と思った。ブラジルは左ハンドルなので、通行人に優しい車という印象を与えるには、左後部から排ガスを排出する方が良い(はず)。ホンダは日本で設計した右ハンドル車を左ハンドルに変えただけなので、右後部から排出するのだろうか? エコロジー仕様(たぶん)なのに見かけは反エコロジー。もったいない。

 そう思って注意して見ると、トヨタも右後部から排出しているようだ。

 個人的には日本車の方に「比較的クリーンな印象」を(今でも)持っているのだが、一般のブラジル人はどうなんだろうか? ま、なんにも考えてないんだろうなぁ。

 っと、フォード小型車が通り過ぎて行くのを見ると、右側後部から排出している。結局、エンジンの組み込み方なんかが関係しているのだろう。実際、小さな車で右も左もあったものではないはず。ところがフォードでも、セダンとかになると左側後部なのだ。

 本当にエンジンの仕様だけで決まるんでしょうか? 何かほかに基準があるのだろうか? もしや低公害車は逆に、右側後部でそれをアピールしている、ということなのか?

 ご存知の方、教えてください。

パウリスタ大通の飛ばし屋(?)たち

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