貴卑コラム「サンパウロ点描　秋空」 - ブラジル・フォーラム「貴卑談語」

2004年2月10日

サンパウロ在住　美代賢志

　先週の暑さとは打って変わって、風が強く秋を感じさせるこの頃。カーニバルは寒くなるのか？と、不安がよぎる。

　14日で夏時間も終わるわけで、お天道さまの運行自体、もう秋なのだろう。見上げると、強い風にチリも大気汚染も飛ばされた濃紺の空を、白い雲が街の明かりを照り返しながら流れて行く。

　ブラジルに来た頃、夜空の赤いのに驚いたが、これはブラジルが、白熱電球を使うお国柄だからである。太陽光のような蛍光灯は好まれず、蛍光灯でも赤い発色のものが売れているそうだ。

　もっとも、日本人だって赤提灯という赤い明かりが大好きだったりもするのだけれど。

　ちょうど雲の畝？にそって明るくなっているが、手前の明るい雲の下はパウリスタ大通り。向こう側は、ジャルジンス区だろうか。

久々に長袖のシャツを着た日　風邪をひいた…

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