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交番

2005年1月24日

サンパウロ在住 美代賢志

 夕立が収まりかけてきたので、家路に着いた。

 傘をさした少年が、車道脇を勢い良く流れる雨水に、テニスシューズでザブザブと足を突っ込んで遊んでいた。

 どうやら、お父さんが後ろでダンボールを回収しているらしかった。ブラジルは、ようやくゴミを分別するという意識が芽生え始めたところだけれども、リサイクル率では先進国である。それどころか、リサイクルが義務化されていない国では、トップクラスなのだ。それは、こうした人たちが、ゴチャゴチャのゴミを、分別してくれるから。

 貧しさの中から生まれる豊かさ。これはこれで、悲しい現実ではある。

夕立

場所 r. P. da Motta

カメラ

Olympus E-1 
  (4/3)

レンズ

Zuiko Digital
14-54mm
(54mm トリミング)

露出

F5.6 1/250

感度

100

WB

5320 K

現像

SILKYPIX

真っ赤なハイビスカスもむなしい

 

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