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ナタール ドタバタ観光記(2)

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 当初は、ホテルの予約だけを旅行代理店にお願いするつもりだったのだが、20分程度のバギーと市内観光のパッケージも申し込んではどうかと、旅行代理店のおばさんが話をしに来た。大手の旅行代理店と契約している個人の旅行代理店(と言って良いのかどうか)で、何と、自宅までやって来て、細かく色々と説明してくれるのである。

 観光地図やホテルのパンフレットも見せられ、こちらの質問にも丁寧に答えてくれた。実に良心的。

 もともと私は、バギーに興味は無い。それでも、20分遊んで面白ければ別の日に改めてたっぷり遊べば良いだろう、という気持ち。私はむしろ、市内観光に興味津々ということで申し込んだ。ついでながら、空港からホテルまでの送迎もやってくれるという。空港=ホテル間の移動にタクシーを使うことを考えれば、ツアーを申し込んだ方が得なのは言うまでもない。

 そんな経緯から割り出した日程は、次のようなものである。

11月9日 サンパウロ発 午後1時半、ナタール着
11月10日 ナタール市内観光(パッケージ)
11月11日 バギー(パッケージ)
11月12日 自由行動
11月13日 自由行動
11月14日 ナタールからセアラ州フォルタレーザへ(バスで移動)
11月15日 フォルタレーザ市内観光(パッケージ)
11月16日 クンブコ海岸
11月17日 フォルタレーザ発 午後8時、サンパウロ着

 この表を見ていただくと分かるのだが、実は、セアラ州のフォルタレーザにも、ついでに行ってしまった。その理由は…、「フォルタレーザも綺麗らしい」(ブラ妻談)という一言。つまり…欲張ってしまいました。

 ちなみに、ホテル代やパッケージツアー代などは一括して現金払いにすると、分割払いなどよりずいぶん安くなります。

 そうと決まれば、後はカバンを持って出発するだけ。ところが、そのカバンにも問題があった。

「カメラは1台だけ。どうせフィルムスキャナがあるから、フィルムはスライドでエエやろ? それにデジカメもあるし」

 という私の提案に、何故かブラ妻は猛反発。「ズェッタイ、ネガも持って行く!」という。デジカメで充分と言っても、「そんなロークオリティーでは納得できない!」とまで反撃してくる。デジカメの買い替えの布石として普段から、いかに所有するデジカメ写真のクオリティーがショボいか、実際に写真を比較して見せながら力説していた天罰だろうか? とほほ。そんなわけで、想定していたコンパクトな超望遠レンズが入らなくなった。悩んだ挙句、短焦点の望遠レンズとテレコンという組み合わせであきらめた。ブラ妻が猛反発した理由は、実は撮影途中だった甥っ子のネガフィルムを、早く現像したいがためであったというのが後日、判明している。そんな訳で、デジカメの買い替えの夢は、また遠のいてしまった(その前にデジカメに冷めてしまったのですが)

 そんな思案を繰り広げているうちに、月日は流れて出発日になった。

 「出発の1時間半前、午前8時には空港に来て欲しい」という航空会社のお願いを受け入れて当日は、午前6時半に自宅を出た。それにしてもこんなに早いのは、実は、地下鉄ブレッセル駅からグァルーリョス空港に行く路線バスを利用しようという魂胆である。事前に運行時間を調べるのも面倒なので、早起きでカバーした。何しろ、ギリギリのところでバスを逃すと、40分ほど待たねばならない。

 この日は、6時45分発だか50分発だかのバスが、なぜか6時55分に出発したので、これに滑り込んだ。「幸先エエなぁ」などと考えたりもしたのだが、土曜の早朝ということもあってか、通常は40分から50分もかけてトロトロ空港へ行く路線バスが、何と7時25分には空港に到着。出発まで、あまりにも時間がありすぎる状況になってしまった。しかしここでも思わぬハプニングがあった。航空会社のオネーサンが、「出発まで、よろしければVIPルームでお休み下さい」と案内してくれたのである。

 すっかり忘れていた。マイルを残したところで無駄になると、実はエグゼクティブ・クラス(これを日本語ではビジネス・クラスと訳すのかな)でゴージャスに行こう!ということになっていたのだ。

 早速、いそいそとVIPルームに入った。ポン・デ・ケイジョをパクつきながらフォーリャ紙を読んでいると…すぐに出発の時間。ちなみに、フルーツはイマイチでしたが、それ以外はまずまず。これぐらいの味が、機内食でもでれば申し分ないんですが…。機内食というのはなぜ、ああも不味いのでしょうか。そうそう、VIPルームのコーヒーメーカー(というのだろうか)の使い方は、最後まで分かりませんでした。

 そして予定よりも遅れること25分、午前9時55分に飛行機は、ナタールへと飛び立った。途中、フォルタレーザを経由して、約5時間の旅であった。

給油中のフォルタレーザでパチリ

つづく


※ サンパウロ市内=グァルーリョス国際空港間の交通機関は、次の3つがあります。

リムジンバス
冷房の効いたゆったりとした乗り心地の良いバスで、地下鉄チエテ駅に隣接する「チエテ・ターミナル」か、「レプブリカ公園(地下鉄レプブリカ公園に隣接)」と直通。

タクシー
荷物が多くて公共交通の移動が面倒な場合にオススメ。しかも、自宅からターミナルの移動にタクシーを使う時など、荷物が少なくても3人以上の場合は、いっそのこと自宅から空港までタクシーで飛ばした方が、リムジンバスよりもトータルコストで割安になります。時間的にも最短ですから、意外とお得。サンパウロ市内から空港へ行く場合は、事前に料金を決める(固定料金)のが一般的です。料金は市内の地域にもよりますが、2002年11月現在、セントロからなら50レアルが相場です。

路線バス
何よりも低コストを優先したい人向け。2002年11月現在で、価格は何と2.20レアル。地下鉄ブレッセル駅に隣接するターミナルと空港を結んでいます。平均して、40分に1本程度。通常の市内バスと同じ形式。ただしチケットは、ターミナルなどで特別に購入する必要があります。荷物が多いと置き場所に困りますが、治安面ではそれほど気にする必要はありません。

というわけで管理人の場合、タクシーか路線バスのどちらかというのがパターンです。

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