Home l 貴卑談語 l ブラジルを遊ぼう l 談語フォーラム l ンク l サイトについて l カタカナ表記について l ご意見

イベント案内 l 週末観光案内 l ブラジル食べまくり l 夜も貴卑談語 l 観光基礎情報 l 困った時の連絡先

ナタール ドタバタ観光記(4)

 ナタール市の概要
観光スポット
ナタールの料理
ナタールのレストラン
ドタバタ観光記(1)
ドタバタ観光記(2)
ドタバタ観光記(3)

 到着当日は、旅の疲れとレストラン探しの疲れでコロリと爆睡した。しかもサンパウロが夏時間に突入しているこの時期、ナタールの朝はなおさらよく眠れる。というのもナタールは夏時間が適用されていないから。つまり、同じ時間に起きたとしても、サンパウロより1時間も余計に眠ることができる。…などとほくそ笑んだものの、2日目はシティーツアーで午前7時50分には迎えに来るという。

 そんなわけで7時に起床して朝食を摂った。ブラジルのホテルは通常、朝食つき。ホテルの格にもよるが、バイキング形式でパンやフルーツが食べ放題、コーヒーやヨーグルトなども自由に食べることができるところが多い。どうせ昼食など、ろくなところに連れて行ってくれないだろうから、朝食をしっかりと充分に食べ、昼食は軽いランチ、そして夜は…また海岸方面で海鮮料理に舌鼓を打とうというのが我々の計画である。

 丹念に日焼け止めを塗り、ホテルのフロントに降りると…、待てど暮らせど、ガイドがやってこない。8時過ぎ、さすがにあせって旅行代理店に電話すると、そちらに向かっているはずだという。それでも、ハラハラしながら待っていると、マイクロバスが8時15分にやって来た。後で分かったことだが、ホテルを巡回しながら拾ってゆくため、時には遅れることがあるようだ。

 ポンタ・ネグラ海岸から旧市街向かう車中で、ナタール市の概要などの説明を受ける。旧市街の海岸などが現れても、車は一向に止まる気配がない。「シティーツアーったって、もしやこんな感じで車の中だけで終わってしまうのか?」という不安が高まってきた時、レイス・マーゴス要塞が見えてきた。やはりこのスポットは逃せないよね、ということで駐車場に滑り込んだ。ワクワクさせる、小憎い演出じゃないか(ってわけないか)。

外壁の中はこんな感じ

 駐車場を降りると、民芸品の露天が並び、実ににぎやか。要塞に続く堤防の上では、地元の釣り愛好会が釣り大会をしている様子。しかしいずれも小物ばかりのようだった。あ、そうそう。ここはカメラをブラブラ手持ちで歩いても安全。というかナタールの観光地区に指定されている地域は基本的に問題なしです。

筒先にフランス海軍が見えるか?

 要塞自体は、「すごいね」とも思えないが、なかなか楽しいひと時をすごした。こちらには市の観光政策で雇われた青年ガイドによる説明があって、またパネルなど興味深い展示品もある。そして何より、空の青さと、エメラルドグリーンの海の美しさ。これが建設された当時は、どんな感じだったのか…と、景観を想像するだけでも、充分な楽しさ。ところが歴史などに興味ゼロのブラ妻は、「最初がこれなんて、サイテーのスタート」と、愕然としていたらしい。私はというと、大航海時代のロマンを感じつつ、あちこちを見て歩いた。ま、ホントに見るだけだと、それこそ20分もあれば充分じゃないだろうか。

 とにかく私の場合は、「うひょー、キレイすぎる!」というその海のとりこになってしまったのである。なんというか、ブラジル東北部の美しい海を見慣れた方々には「それぐらいで騒ぐな」と、言われるかもしれないけれど。

 そんなわけでレイス・マーゴス要塞には、1時間足らず滞在、そしてバスに戻って次なるスポット、ツーリストセンターへ向かった。ま、早い話が民芸品店の集合体である。最初にも書いたのだが、要塞の駐車場付近にあるバラック民芸品店よりも安くて品揃えが豊富とあって、ポイントが高い。でも、お土産といっても砂細工(コップの中に色の付いた砂を入れて風景などを描いたやつ)やTシャツぐらいしか目ぼしいのはないのだが…。ただ、珍品という意味では色々あって、チ○チ○を模した栓抜き(クリソツの木彫りに木ねじを付けただけの素朴なやつ)があったりした。ま、そんなものをプレゼントされて喜ぶのは、クリオネかーさんぐらいか(笑)。というわけで私は購入を見送った。もっともこれは、今になって後悔している。あと、ホテルの近くのみやげ物店で後日、「湯がいたイセエビ入をまるまる漬け込んだピンガ」を購入。これはニッケイ新聞の編集部にプレゼントした。…のだが、「こりゃぁエビ臭せぇ!」ということで誰も飲まず、今も編集部の片隅に放置されている。悪くはないと思ったのだが、私の味覚がおかしいのか?

 そしていよいよ昼食時、空腹で脱力寸前の一向は、ピランジー海岸のバダウェー・マリーナへと向かうのであった。

(つづく)

観光情報目次 l ページトップ

当サイトに掲載の文章や写真、図版その他すべての著作権は、断りのない限り美代賢志個人に帰属します。

Copyright (C) 2002 Kenji Miyo All right reserved.